精神科ショート・ケア

精神科ショート・ケアって?

こんにちは! 精神科ショート・ケアです。

外来通院中の方、退院した方が、プログラム活動を通して様々なことを体験し、同じような悩みを持つ人や、スタッフと話をしたりして解決方法を一緒に考えていく場です。

そして、今の自分の生活を見つめなおし、今後に向けて自分に合ったよりよいライフスタイルをスタッフと一緒に作り上げていく場です。

一人で、またはご家族だけで悩まず、スタッフと共にご本人らしい生活を送れるよう可能な限りお手伝いします。

どんなスタッフがいるの?

精神科医師と作業療法士の2名で実施しています。

健康の相談、使える資源やサービスの相談などにも可能な限りお応えしています。

どんな人が利用できるの?

  • 日中の居場所を探している方
  • 家に閉じこもりの方
  • 生活リズムを整えたいと考えている方
  • 退院したが、安心した生活が送れるか心配な方
  • 仕事や作業所に行きたいが、不安で練習の場が欲しい方
  • 健康の自己管理や生活技術を身につけたい方

精神科ショート・ケアを利用するには?

まず、主治医に相談してください。主治医の許可がおりてから登録利用になります。

見学は随時可能です。見学の際は事前の予約などは要りません。お気軽にお越しください。

どのような流れなの?

  1. 主治医からの許可、医療相談室担当精神保健福祉士による事前意向調査を実施
  2. 担当スタッフによるオリエンテージョン実施
  3. 申込書記載
  4. 登録
  5. 初回面接実施、意向調査実施
  6. 定期参加、活動実施
  7. 3ヶ月ごとに定期面接・意向調査を実施

初回面接で今後の大まかな方向を担当スタッフと話し合います。

定期面接・意向調査は、利用の目的・目標・手段を担当スタッフと話し合います。

定期参加や活動実施を通して目標・目的に向けて進めていきます。

参加日や参加する活動は面接の際スタッフと話し合います。

どのように過ごすの?

  • 月曜日から金曜日の週5日(土日・祝及び年末年始を除く平日)
  • 時間 8:45~15:15(木曜日は午前のみとさせていただきます)
時間内容
8:20開場
午前の部 開始
8:45集合、朝の集い、ラジオ体操、各相談対応
9:20ミーティング
9:30活動開始
11:30活動終了、お茶の時間
11:45お昼休み
午前の部 終了
午後の部 開始
12:15集合、昼の集い
13:00ミーティング、活動開始
15:00活動終了、お茶の時間
15:15終了、解散
午後の部 終了
16:00施錠

どんな活動をしているの?

園芸活動

プランターを利用して季節の野菜や花を栽培しています。収穫した野菜はメンバーと話し合って調理しておいしく味わっています。

軽運動

卓球やヨガなど楽しみながら汗をかいています。

料理活動

話し合ってメニューを決めて、みんなで手分けをしておいしいものを作り和気あいあいと食べています。

軽作業

作業所や就労に向けて、少しでも自信をつけたい、作業の集中力や体力をつけたい・・・などの目的に向けてコツコツと作業をしています。

いきものガカリ

玄関前のプランターを利用して野菜や花の栽培をしたり、鉢のメダカの世話をしたりしています。(季節・天候によってフリー活動を実施)

Let’s Talk & Study (LTS)

次へ行く為また、上手に生活する為に学んだり、みんなと会話したりします。

自己学習

各自、学びたいことをコツコツと…。パソコンをしたり勉強をしたりします。

目指せ!! The Perfect Body (TPB)

DVDを見てエクササイズ。体を動かします。

創作活動

興味や関心のある作品を、会話をしつつ作っています。

ヨガ・リラクゼーション

ゆったりと体を動かして、心地よい疲れと休息方法を学びます。

映画鑑賞

ゆったり、まったりと映画を観てくつろぎます。

プログラム内容やスケジュールは変更する場合があります。

昼食は?

昼食代は、規定の保険診療代金の中に含まれていません。

精神科ショート・ケアで1日利用の場合は、当院よりお昼をサービスさせていただきます。

メニューは、当院の入院の方と同じ献立になります。

昼食が必要な方は、当日8:45までに出席簿に記入してください。各自で準備されても構いません。

また、半日利用の場合は昼食提供はありません。

精神科ショート・ケアの利用料金は?

精神科ショート・ケア利用には、精神科専門療法(精神科リハビリテーション)であるため、規定の保険診療代金がかかりますが、各種保険が使えます。

自立支援医療制度を利用すると原則、1割負担となります。

所得等により、月額上限額が変わります。

申請手続きに関するお問い合わせは、スタッフまで、ご相談ください。

精神科ショート・ケア

診療代金登録1年目 自立支援医療申請で自己負担金額 : 約370円
登録1年後 自立支援医療申請で自己負担金額 : 約350円
職員精神科医師・作業療法士・精神保健福祉士
時間3時間(午前8時45分~午前11時45分/午後12時15分~午後15時15分)
活動内容プログラム表を参照してください。
昼食1日利用される方で希望される方には提供します。半日利用の方への提供はありません。

そのほか

精神科ショート・ケア利用中に容体の変化や、その他必要があった場合には、スタッフの判断にて、医師の診察、救急隊に連絡をするなどの必要な対応をさせていただくほか、ご家族へ速やかに連絡します。

また、場合によっては、行政機関にも連絡を取り、必要な措置を講じます。

不明な点がありましたら、スタッフまでお気軽にお問い合わせください。

利用する際のルール

  • 精神科ショート・ケア専用玄関からお入りください。玄関の扉の内側から土足禁止です。
  • 活動中に履く、内履きをご用意下さい。玄関を入ると右に靴箱があります。
  • 手荷物用のロッカーも用意していますので、自分の貴重品などはロッカーに入れて下さい。
  • 自家用車で来られる方は、所定の駐車場に停めて下さい。自転車の方も同じです。
  • 参加終了後に自立支援医療上限管理票を持参し外来受け付けに行ってください。
  • 精神科ショート・ケアの備品はCD・ビデオ・本などは貸し出し可能です。(所定のルールを守って下さい)
  • 活動室以外へは、勝手に出入りは出来ません。(受け付け、診察の場合は除く)どうしても出入りしたい場合にはスタッフに申し出て下さい。
  • コーヒーは、午前 : 1杯、午後 : 1杯です。コーヒー以外は自由です。
  • みんなで話し合いをしたい時(例えば、精神科ショート・ケアでこうすればもう少し過ごしやすい、こういう活動をしたい、自分の悩みをみんなにも聞いてもらいたいなど)は、全体ミーティングの時間を作り話し合いをします。
    話し合いたい事がある人は、スタッフに声をかけて下さい。
  • 基本的にプログラムに沿った活動をしますが、スタッフの判断により、プログラム以外の活動を行う場合もあります。
  • お金の貸し借り、飲酒しての参加はお断りします。
  • 宗教の勧誘・政治に関する活動はお断りします。
  • 物品・備品は大切に使って下さい。
  • その他、不明な点などは、スタッフに声をかけて下さい。